患者になっても年を重ねてもイロドリ豊かな毎日を

2019.12.10

ケア介護ブランド「KISS MY LIFE 」立ち上げた理由

すべての方のライフスタイルを支えるブランドへ

QVCでKISS MY LIFEの製品が販売されました。その時の代表の塩崎インタビュー記事です

突然の癌の宣告で人生が一変

数年前までの私は、仕事に恋に毎日を謳歌するどこにでもいる普通の女性でした。しかし突然のがん宣告で人生が一変。子どもの頃からお洒落が大好きで、当時は念願が叶ってアパレル会社を起業していたのですが、それも精神的に続けられなくなってしまいました。

“私らしさ”のない“患者らしい”毎日。

女性をきれいにする仕事をしていたはずなのに、疾患後の私が毎日身につけていたのは、以前とは全く違う“患者らしい”ものばかり。おしゃれは自分らしさを表現するための大切なツールです。それなのに、身体が不自由になったとたん、選ぶことも、楽しむことも制限されてしまうんです。辛い治療もさることながら、“私らしく”いることさえ叶わない毎日に、気持ちはますます落ち込んでいきました。しばらくは自分の置かれている状況を現実と受け入れることさえできませんでした。きらきらしていた日々から一転、私の心はすっかり暗い闇の中にいました。明るく振舞ってはいたものの、一人になるとうつ状態になり、今振り返ると、とても苦しい時期でした。

院内ファッションショーが大成功!

そんな毎日に再び輝きを取り戻すきっかけをくれたのは、主治医の先生からの思わぬ提案でした。それは「病院の中でがん患者さんをモデルにファッションショーをしませんか?」というもの。診察中に私がふと漏らした「経営していた会社のドレスが家の中にたくさんあって、それに埋もれるように生活している」という話から企画してくださったんです。本番当日、見事にドレスを着こなし堂々とランウェイを歩く皆さんの姿を見て、私は涙をこらえることができませんでした。「この仕事をしてきてよかった」と心から思いました。

ケア用品を医療品からファションへ

 ショーを終えた後、私の心の中に「自分のスキルを活かして、人生の逆境にある人をその人らしく輝かせるお手伝いがしたい」という思いが芽生えました。そして、再び起業することを決意。一から勉強し直すためにビジネススクールにも通いました。その結果、社会起業家を輩出するビジネスコンテストでグランプリをいただくことができたんです。2017年7月KISS MY LIFEは「ケア用品を医療品からファッションへ変革する。エイジレスでアイデンティティーを失わない女性のためのケア用品ブランド」をコンセプトにスタートしました。

使う人のリアルな思いを商品に。

最初に手掛けたのはスカーフ型デザインハットでした。「“いかにも患者”ではなく、ファッションアイテムとしても使えるような帽子がほしい」という、私が治療中に感じていた思いを込めてデザインしました。「マジークハット」という名前は、被った瞬間に心がときめき、元気をもらえる帽子という意味で名づけたものです。その後も、前開きパジャマから、折り畳みステッキまで「こういうのがあるといいな」というお客様の声にお応えしながら、様々なアイテムを作りました。以前手掛けていたブランドでは、デザインに自分の趣味性を強く押し出していたのですが、今はいろいろな方のお話しを伺いながら、そこにセンスを落とし込み、デザイナーやパタンナーと共有しながら仕上げています。テーマはフレンチ、トレンド、ヴィンテージ。女性の心をくすぐる今っぽいおしゃれ感と、それでいて心が落ち着く懐かしさのあるイメージです。どの商品も素材と機能性にもこだわり抜いています。そして、いろいろな状況の方に実際に使っていただき、使い心地から色の印象まで幅広くご意見をいただくことも大切にしています。

すべての方の暮らしに寄り添えるブランドへ。

年齢を重ねても、患者という立場になっても、人生のどんな局面においても心豊かな毎日をすごせるように。日常に取り入れることで明るく、前向きな気持ちですごせるような商品づくりを目指しています。将来的には「KISS MY LIFE」をすべての人の暮らしに寄り添える、ライフスタイルブランドに育てていくことが今の私の目標です。私たちが届けるトキメキが、たくさんの方の“私らしい”生き方に繋がることを願っています。そして、私もそうありたいと思っています。

年を重ねても患者になってもイロドリ豊かな毎日を。機能性とファッション性を兼ね備えた、ケアブランド 「KISS MY LIFE」https://www.kissmylife.jp/

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