患者になっても年を重ねてもイロドリ豊かな毎日を

2019.12.26

がんになってしまった友人にかける言葉が見つからない時に お見舞いの言葉

癌になると、「なぜ自分だけが…」という辛く出口のない不安を感じながら毎日を過ごしているかなと思います。私も、毎日、毎日、不安、怒り、恐怖、これまで感じたことのない気持ちでした。病気になったことを受け入れられず、毎日がなんとなく上の空のような日々でした。きっと、周りにいる方たちも「どんな言葉をかければいいんだろう」と悩んでいたと思うし・・みんな何か、役に立ちたいと思っているのに、余計な一言で傷つけないかと、悩んでいるかも、知れません。

そんな時、私が、同じ病気に直面した経験のある友人から、メールでもらった詩があります。この詩を読んだとき、がんと共に生きるということに、少し前向きに、そして、この辛い経験を、意味があることにしていこうと思うきっかけになった詩です。それ以降、がん以外でも、病気で辛い思いをしたり、がんの再発でしんどい気持ちになってる友人がいるときは、この詩を贈っています。

素敵な詩なので、ぜひ皆さんにも知ってほしくて今日はご紹介します!

「恵のとき-病気になったら」 

晴佐久昌英詩

『病気になったら』    
病気になったら、どんどん泣こう。
痛くて眠れないといって泣き、…
手術がこわいといって涙ぐみ、
死にたくないよといって、めそめそしよう。

恥も外聞もいらない。
いつものやせ我慢や見えっぱりをすて、
かっこわるく涙をこぼそう。
またとないチャンスをもらったのだ。
自分の弱さをそのまま受け入れるチャンスを。

病気になったら、おもいきり甘えよう。
あれが食べたいといい、
こうしてほしいと頼み、
もうすこしそばにいてとお願いしよう。

遠慮も気づかいもいらない、
正直に、わがままに自分をさらけだし、
赤ん坊のようにみんなに甘えよう。
またとないチャンスをもらったのだ。
思いやりと まごころに触れるチャンスを。

病気になったら、心ゆくまで感動しよう。
食べられることがどれほどありがたいことか、
歩けることがどんなにすばらしいことか、
新しい朝を迎えるのがいかに尊いことか、
忘れていた感謝の心を取りもどし、
この瞬間に自分が存在しているという神秘、
見過ごしていた当り前のことに感動しよう。
またとないチャンスをもらったのだ。
いのちの不思議に、感動するチャンスを。

病気になったら、すてきな友達をつくろう。
同じ病を背負った仲間、
日夜看病してくれる人、
すぐに駆けつけてくれる友人たち。
義理のことばも、儀礼の品もいらない。
黙って手を握るだけですべてを分かち合える、
あたたかい友達をつくろう。
またとないチャンスをもらったのだ。
神様がみんなを結んでくれるチャンスを。

病気になったら、必ず治ると信じよう。
原因がわからず長引いたとしても、
治療法がなく悪化したとしても、
現代医学では治らないといわれたとしても、
あきらめずに道をさがし続けよう。
奇跡的に回復した人はいくらでもいる。
できるかぎりのことをして、信じて待とう。
またとないチャンスをもらったのだ。
信じて待つよろこびを生きるチャンスを。

病気になったら、安心して祈ろう。
天にむかって思いのすべてをぶちまけ、
どうか助けてくださいと必死にすがり、
深夜、ことばを失ってひざまづこう。
この私を愛して生み、慈しんで育て、
わが子として抱き上げるほほえみに、
すべてをゆだねて手を合わせよう。
またとないチャンスをもらったのだ。
まことの親である神に出会えるチャンスを。

そしていつか、病気が治っても治らなくても、
みんなみんな、流した涙の分だけ優しくなり、
甘えとわがままをこえて自由になり、
感動と感謝によって大きくなり、
友達に囲まれて豊かになり、
天の親に抱きしめられて
自分は神の子だと知るだろう。
病気になったら、またとないチャンス到来。
病のときは恵みのとき。

人生には、いい時も悪い時もあるけれど、今の状況を冷静に受けとめ、病気になったことを、悲しむ日もあっていいし、そして、病気になって感じた、人との繋がりを感謝して、毎日を力強く生きようと思った、私にとって大切な詩です☆

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