【いい夫婦の日】長年連れ添ったシニア夫婦に習う「夫婦円満」のコツは?

11月22日は「いい夫婦の日」ですね。なんでもこの日に入籍や結婚式を挙げられる方が多いようです。
そうです。みんな結婚するときは「いい夫婦でいたい。」「末永く一緒にいたい。」と思って結婚するんですよね。筆者もそうでした。
ですが実際は3組中1組の夫婦が離婚するといわれていますよね。筆者も大なり小なりいくつかの離婚危機を乗り越えてやってきました。まだまだ衝突することが多いです。安定したいい夫婦とは到底言えません。(笑)
明確な離婚理由があるのであれば別ですが、できることなら、夫婦いつまでも仲良く穏やかに暮らしていきたいですよね。
そこで今回は、筆者が思う「夫婦円満のコツ」…….では説得力が欠けるので、介護士時代に出会った「仲良しなシニア夫婦」や筆者の「仲良しな祖父母」など実際に長年連れ添って今も仲良しなご夫婦に習った「夫婦円満のコツ」をご紹介します。
なぜ「夫婦円満」でいられないの?
なぜ多くの夫婦は、結婚当初のような愛し合った夫婦のままでいられないんでしょうか。以下司法統計の結果で公表されている「離婚理由」を見てみましょう。
- 性格があわない
- モラハラ
- 家族親族との折り合いが悪い
- 異性関係
- 性的不調和
やっぱりよく言う「性格があわない」というのが多いようですね。「性格があわない」と言うのも程度があると思うのですが、多かれ少なかれみーんな性格は違いますよね。
違って当たり前だということは、みんな知っている。だけどそれが離婚や不仲の理由になってしまう。なぜ…。
「性格があわない」の種類にもいろいろあると思うのですが、その中でそれぞれ夫婦として許せない「性格があわない」というものがあるのだと思います。
たとえば、筆者は怒りの沸点が低いけれど怒りが冷めやすく、不満点はとことん話し合ってさっさと解決したいタイプ(典型的な女)。
夫の場合は、怒りの沸点が高くめったに怒らないけれど怒りが冷めにくく、話し合わずに距離を置いて自分の中で消化したいタイプ。(典型的な男なのかな?)
喧嘩に求める方向性が全然違うので、なんとなく仲直りしても「モヤっ」としたものは完全には消化できないのです。
他にも「子どもへの𠮟り方」「叱るポイント」などもやはり夫婦で考え方が異なります。でもそれぞれが、1番譲れないポイントなので、すれ違いが生じるのです。
長年連れ添ってきたシニア夫婦に習う「夫婦円満のコツ」は?
(1)相手の良いところに目を向ける癖をつける

筆者の父方の祖父母は現在80代・90代の夫婦で、筆者が子どものころからとても仲が良かったです。
いつもお互いのことを褒めていて、尊重していて「じいちゃんとばあちゃんは愛し合っているんだなぁ」と子どもながらに思っていました。(笑)
現在祖父母はどちらも自宅で暮らしていますが介護サービスを受けており、祖母には認知症があります。
もともと、とてもしっかりしていた祖母だったのですが、だんだんと物忘れが激しくなり、「何度も同じセリフを繰り返す」という症状などが目立っています。
そんな祖母と毎日生活を共にして、同じデイサービスに通っている祖父。
そんな祖母のことを祖父は「ばあちゃんはねぇ、ちょっと物を忘れることが増えたけど、家のことを今もしっかりやろうとしてくれるんだよ。すごいよね。感謝している。」と話していました。
それを聞いて、祖父は、祖母が変わってしまった部分ではなく昔と変わらずいいところに目を向けているんだなぁ…と感じました。
そこで気づいたのが、筆者自身は「悪いところ」「やってくれないところ」に目を向けてしまう癖があるのではないかと。
誰にでも良いところ・悪いところもあるので、夫の「いいところ」に目を向ける癖をつけていきたいなと意識しはじめたところです。(まだまだ上手くいきません💦)
また、こういう癖は今まで生きてきた環境にも影響していると思っています。
我が子たちにも「人の良いところに注目ができて、人の欠点を許せる人」になってほしいなと思ってるので、小さなことでも良いところを褒めて褒めて褒めまくって、改善してほしいところを怒らずに冷静に伝えるということをやっています。(これもまた難しい…)
(2)プラスの感情は伝える

これは介護士時代に出会った仲良しなシニア夫婦に習いました。
このご夫婦はどちらかというと、「ご主人の方が奥さん大好き」という印象で、奥さんはご主人にたいしてはっきりとものを言う。だけど「愛し合っているんだな」ということが伝わる関係性でした。
筆者が結婚したばかりのころ奥さんの方に「どうやったら○○さんご夫婦のようにいつまでも仲良くいられるんですか?長年愛されているのが伝わってきて憧れます」と聞いたところ、
「欠点ばかりを解決しようと、マイナスな話ばかりをしていたら、表面上は上手くいっても、相手が自分を好きだということは口に出してもらわないと伝わらない。良いところこそ、何度でも声に出して感謝を伝えるといいのよ」と教えてくださいました。
「お互いがすれ違っている部分」を解決しようとすることは良いことだけれども、それ以上に相手に対する「プラスの感情」を口に出さなければ愛情は伝わらず、心にすれ違いが起きてしまうということですよね。
筆者なんて「電気消してなかったよ」とか「もうお弁当だしてよ!」とかちまちました文句ばかり言っています。自分が言われたら嫌なのに。反省。
「プラスの感情」というのは「好き」「こういうところを尊敬している」「いつもこれをしてくれてありがとう」などですかね。
常日頃から相手の良いと思うところや感謝は伝えていきたいです。
(3)つまり(1)+(2)を意識

上のように祖父母や介護士時代に出会いがあった仲良しなシニア夫婦から習った2点を教訓にしている筆者ですが…….これらをまとめると、つまり「相手のいいところに目を向けるようにして、それを日々惜しみなく伝えていくこと」が大切だということですよね。
違う環境で育った2人。価値観の違いや、問題が出てくるのは当たり前で、問題解決やすり合わせの作業はたしかに大切なのですが、それよりも前にそもそも「相手を好きでいること」「好きだということを知ってもらうこと」がなければお互いの気持ちを保ち続けることって難しいですよね。
まず「相手の良いところに目を向けて相手を好きでいること」がなければ自然な良いアクションは起こせませんよね。
まとめ
以上が筆者が長年連れ添ったシニア夫婦に習った「夫婦円満」のコツです。
いかがでしょうか?「相手を好きでいること」「欠点以上に良いところに目を向ける癖をつけること」「それらを口に出して伝えること」。
細かく言うと、「スキンシップを多めに」、「美貌を保つ」、「定期的にデートをする」などいろいろと意識すべきことは他にもあるのだと思います。
でも「長年連れ添った仲良しな夫婦」がみんなそれらをやっていたのかというと、そういうわけでもない。
見ていて共通するところはやっぱり、”お互いを好きでいて、お互いの良いところを知っている”という点でした。
夫婦の関係性も時代と共に変わってきていますが、今回ご紹介したことは時代に左右されないポイントだと思っています。
ぜひ、11月22日「いい夫婦の日」を機会に、修行中の筆者と一緒に「夫婦円満」を目指しませんか?
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