介護士時代に教わった！本当にタメになる『おばあちゃんの知恵袋』

「おばあちゃんの知恵袋」という言葉がありますが、その言葉どおり高齢者の生きていく知恵はとても豊富ですよね。

筆者も子ども時代に祖母から教えてもらった知恵や、10年間の介護士経験の中で高齢者からたくさんの知恵を教えていただきました。

その「おばあちゃんの知恵袋」の数々は本当に袋に入っているかのように、生活の中で困りごとがあると「ポンっ」と出てきて役立つことがあります。

今回は、介護士時代に高齢者から教わった本当に役立つ「おばあちゃんの知恵袋」をいくつかご紹介します。

おばあちゃんの知恵袋【身体・健康編】

１．日焼けにはアロエを

アロエには炎症を鎮める効果があるので、海水浴など行って、日焼けした皮膚にアロエを塗り付けると、ひりひりした痛みをおさえることができます。

その他にもアロエに含まれる成分には、切り傷や、虫刺され、美容、便秘解消などの効果があります。

２．虫よけにはミカンの皮の汁を塗る

蚊は、ミカンの皮に含まれているシトロネラーるという成分を嫌うので、ミカンの皮の汁を身体に塗ることで虫が寄って来なくなります。いろいろな成分が入った虫よけスプレーを使うのに抵抗がある…という方はお試しください。ただ、アレルギーのある方や、傷がある方は控えた方がいいです。

３．のどの痛みや鼻づまりにはレンコン汁が効く

のどの痛みがあるときは、レンコンを皮ごとすりおろしてから漉し、この絞り汁を湯でうすめ、醤油や塩またはハチミツなどで味付けをして飲むと痛みが軽減します。

またはレンコンの絞り汁を鼻の内部に塗ることで鼻づまりの症状が軽減します。

これ、少々面倒ですが、子供などむやみに風邪薬を飲ませたくないな…なんて時によく効くのでぜひお試しください。

おばあちゃんの知恵袋【掃除編】

１．じゃがいもの皮でキッチンのシンクをこすると、きれいになる

わざわざ掃除のためにじゃがいもを使うのではなく、じゃがいもを使ったときに皮でシンクをこすってみてください。ピカピカになりますよ！ちなみにガラスのコップの汚れ落としにも効果的です。

２．「レンジの臭い」にはみかんの皮をチンするといい

みかんの皮に含まれる成分には消臭効果があります。レンジの臭いが気になる時はみかんの皮約１個分をレンジに入れてチンしてみると臭いが取れますよ。

３．窓ガラスの汚れには新聞紙を使う

窓ガラスの汚れには、新聞紙で掃除をします。ぬれた新聞紙で汚れを拭いたあとに、乾いた新聞紙で拭くとピカピカになります。

おばあちゃんの知恵袋【料理編】

１．茶碗やマグカップの底が包丁を磨ぎ石代わりになる

包丁の切れ味が悪くなったけど、磨ぐものがない！という時はお茶碗やマグカップなどの底で包丁を磨ぐと切れ味が復活しますよ。

２．干ししいたけは砂糖の入ったぬるま湯で戻すとうま味が逃げない

熱湯で干ししいたけを戻してしまうと、うま味が抜けてしまうので、砂糖を入れたぬるま湯を使うことで、干ししいたけのうま味を逃がさず美味しく食べられるそうです！

３．焼き魚が網にくっついてしまうのを防止するには、油と酢を使う

魚を焼く前に、焼き網に油を薄く塗り、焼き魚に薄く酢を塗ります。

これをすることで、焼き魚が網にくっついてしまうのを防ぐことができます。

まとめ

もちろん今は、「おばあちゃんの知恵袋」を使わなくてもたとえば「油性ペン　消し方」とネットで検索するだけで数々の油性ペンの消し方が出てきますよね。

無限に情報を得られるので、そもそも「知恵袋」を持つ必要がないといえばそれまでなのですが。

それでも「おばあちゃんの知恵袋」は、戦時中や戦後から十分な情報も得られない大変な時代を過ごしてきた高齢者が自分の力で得た「暮らしの知恵」であり、重みと価値を感じます。

こんなときどうしたらいいの～と思ったときにパッとでてくる「おばあちゃんの知恵袋」、まだまだこれからの世代に引き継がれていくといいなあ……なんて思っています。

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