嫁が思う「こんな姑にはなりたくないな」

「姑」というものにどんなイメージを持ちますか?
嫁いびりをする怖い人を思い浮かべてしまいませんか。
あのですね、そもそも字が良くないと思うんです。
古い女って……。
その字面からもう相手を尊敬できていないんですけど……。
筆者が息子を妊娠したときに楽しみだという思いの次に「いつしか姑になる可能性があるのか……」ということを考えてしまいました。
それほど、姑になることを恐れています。(大げさ)
昔は違ったのでしょうが、今の時代、別に無理に義母と良好な関係を築く必要がないんですよね。
極端な話、嫌だなと思ったら二度と会わなくても嫁側は困らないというか。
でも、姑側からみると違いますよね。嫁に嫌われたら孫に会えないかもしれない。そして息子にも。そんなのって辛いです。
筆者自身は義理の母にいびられてもいませんし、嫌いでもありません。
子どもたちを本当に可愛がっていただいて、心から感謝をしていますし、個人的に連絡を取りあったり、子どものことを相談したりと良好な関係を築いているつもりです。今のところ。
しかし、女同士なので、ときに(ん?)(あれ?)(やだな)(…いらっ)ということもあります。
ということで今回は、自分が嫁の立場になってみたうえで「こんな姑にはなりたくない、ならないでいよう」と思うことを、筆者自身の体験と、周りの友人などのエピソードを交えながらお話ししていきたいと思います。
※エピソードは争いにもならない小さいものもあり、筆者の心が狭いという説もありますが、ご了承ください。
こんな姑は嫌だ1.子どもの名づけに口出しをする

これは筆者のエピソードです。
第1子妊娠中、義理の母(姑)自身にとっても初孫だったので、少し舞い上がってしまったのでしょうね。
妊娠中つぎつぎと子どもの名前の案がラインで送られてきました。嫌でした。(笑)
私たち夫婦の子どもなんですけど~…。
幸い夫が「なにいってんの。俺らが決めるわ」とあしらってくれたので、そこまで気にしていなかったのですが…。
直接会ったときに「○○っていう名前どう?」と言われたときに夫が「もう○○に決めたから」と言うと「えー」と言われたこと、今でも忘れられません。(笑)
一生懸命考えた名前にケチをつけられた感じで嫌だったな~……。
自分が姑になったら絶対に「子どものことに口を出さない。ましてや名前なんてもってのほか」と心に決めました。
ちなみに、義母(姑)、第2子以降は口出しされませんでしたよ。
誰しもはじめてのことには、舞い上がってしまうと思うので、この経験をもとに自分は気を付けようと思いました。
こんな姑は嫌だ2.必要以上に会いたがる

これは、友人の話です。
友人のお姑さんは、とにかく孫フィーバーで、こちらの都合はおかまいなしに「○○日に家に来てください」「○○日に遊園地のチケット取ったから孫ちゃん連れていくね」などという連絡が頻繁にくるとのこと。
これは友人とも意見が一致したのですが、子どもを可愛がっていただけるのはとってもありがたいことですし、会って可愛がってもらえると子ども自身が喜ぶので嬉しいことなんです。
問題は、「でもやっぱり適度な距離は大事だし、こちらの家庭の都合は配慮してほしいよね」ということ。
孫が可愛いあまりに、こちらの都合や予定はおかまいなしに前のめりにスケジュールをおさえられると、最初は我慢できてもだんだんストレスが溜まってきます。
友人もはじめのうちは応じていたようですが、他にもいろいろ合わない点があったようで「別に嫌われてもいいや」と思うようになったとのこと。
「この日は予定があります」ときっぱり断り、会う回数を減らしていったようです。
こんな姑は嫌だ3.子どもを「○○家(義家族)の顔」という

これよく聞きませんか?
生まれてきた子どもの顔を見て、「この子は○○(夫)にそっくりだわ~」とか「○○(義理家)家の顔だ!」というの。
「いや!○○家の顔って!わたしが腹を痛めて産んだんですけど!」って感じですよね。
筆者は、肌の色が『ザ・黄色人種』で、夫は色白。
子どもたちは夫に似てみーんな真っ白。
義母(姑)がいつも「色が白いね~パパ似だねぇ」って会うたびに絶対に言うんです!
一応大人なので、顔には出しませんが内心「色白の後にパパ似って言わなくてよくない?つまり私が黒いって言いたいのかしら」と思っています。(ひがみっぽいですね。すみません(笑))
ちなみに、子どもの顔立ちは筆者に瓜二つというほど似ているので、「○○(夫)に似ているね」とは言われたことがありません。
なので、肌の色くらい我慢するか……。と思っています(笑)
そもそも「顔立ち」の話なんていいから、存在そのものを愛してくれよと思っています。
自分に孫ができたとき「孫の顔」に関して誰に似ているなんてどうでもいい話は絶対しない!と決めています。
こんな姑は嫌だ4.子離れしていない

これが1番気になるところかな、と思うのですが、みなさんどうですか?
結婚してから、「絶対に私は子離れしよう」と固く胸に誓いました。
夫自身は親離れしているのですが、義理の母(姑)は節々に子離れしていないな~と感じることがあります。
たとえば、結婚1年目の夫の誕生日。
当日に義両親がお祝いに来るとの連絡があったのですが、結婚1年目の新婚ホヤホヤの夫の誕生日ですよ…。(笑)
そもそも私の中では、大人になってまで親がわざわざ「誕生日会」を開いてくれるという概念がなかったので、夫婦2人でお祝いするつもりでいましたし、その日のレストランの予約もしていました。
ということで、夫が「もうご飯予約してくれているみたい」という風に断ったようなのですが、それがいけなかったようです。
後日夫が「父さんが「誕生日のことで母さんをなだめるのが大変だった」って話してた。子離れできてないね~って話した」と笑いながら話してきましたが、こちらは全然笑えません。(笑)
「もともと約束していたのを断ったわけでもないのに、なだめるとは…?」と少し引っかかりましたが、あまり気にしないようにしていました。
そのまた後日、誕生日とは別の日に、ケーキとプレゼントを持ってこられた義両親。
義母(姑)はあからさまに私にだけそっけない態度でした。
当時はまだ若く、あからさまな態度を飲み込むことはできず、このことで後日揉めました。
「成人して結婚した息子の誕生日当日に当然のように来ようとして、断ったら拗ねるってなにごと……。ドン引きなんですけど……」と思いましたね。(笑)
月日が経つと、おそらくお互い冷静になり、義両親が夫の誕生日当日にはりきって来られることもなくなりました。
そして筆者の方も目をつむることが出来るようになりました。
とはいえ現在進行形で「子離れしていないな~」とは思っています。
しかし、筆者自身も子どもを出産すると、長い年月、自分の時間を子どもに費やすわけですから、寝ても覚めても子どものことを考えているんです。
それはもうかわいくて「ずっと子どものままでいればいいのになあ」なんて思ってしまいます。
ああ、自分も子離れできない母親になる要素があるのでは。
と、子どもを産んでから義母の気持ちもわかるようになってしまったんですよね……。
それでも自分のためにも子どものためにも、将来のお嫁さんに不快な思いをさせないためにも「段階を踏みながら子離れしよう」という意識は常に持っています。(笑)
その中で、筆者が胸を打たれた山口県で長く教育に携われた緒方甫さんの言葉を紹介します。
- 乳児はしっかり 肌を離すな
- 幼児は肌を離せ 手を離すな
- 少年は手を離せ 目を離すな
- 成年は目を離せ 心を離すな
これ、とても納得できますよね。実際子どもが大きくなっていくと、「口は出さずに見守ること」の大切さを感じます。
こんな姑は嫌だ5.家庭のことにあれこれ口を出してくる

夫婦のことや、子どものことに口を出してくる。これも「子離れしていない」パターンですね。
昔は違ったのかもしれませんが核家族が主流である今、(子どもの)家庭のことに親の決定権はないと思っています。そんな時代ですよね。
筆者も子どもが産まれた時に義母(姑)は「女の子だからバレエとピアノを習わせよう」と言ったり、当然のように、クリスマスや誕生日の当日を一緒に過ごそうとされている時期がありました。
「え…?なんで勝手に決めるの?これから先の行事は全部義家族と一緒にやらなければいけないの?」とずっとモヤモヤしていました。
でも、察してくれたのか、冷静になったのか、だんだん行事当日に来ることはなくなりました。
習い事のことも「○○がいいよね~」と口にはするけど、強要するわけでもなく、実際に決めたことを否定されるわけでもないので気にならないようになりました。
もしこれが、本当に「バレエとピアノ」を強要してきたり、行事全てに顔を出し続けられていたら、今でもモヤモヤしていただろうなと思っています。
「口は出さずに金だけ出す義両親が良い」には反対
よく聞くのですが、「口を出さずに金だけ出してくれるのがよい義両親」だと。
ここまで姑のエピソードをグチグチと話してきましたが、この意見はあまり好きではありません。
何故ならここまで「嫁が上から目線」なのはいかがなものかと思うからです。
「金だけ」というのは、あまりにも。
会いもしないのに「金だけよこせ」なんてそれこそよく言う「ただのATM」です。
夫を生み育ててくれた義両親にあまりにも失礼ではないでしょうか。
たしかに家庭のことに口は出してほしくないですが、交流は必要かなと思います。
我が子にとっても「大切なおじいちゃん・おばあちゃん」でいてほしいですよね。
「お金だけくれるおばあちゃん」なんて思ってほしくないです。
ただし、嫁いびりや、非常識な行動をしてくる姑とは縁を切ってもいいと思っています。
まとめ
冒頭でもお話ししたように、姑とはわりと良好な関係ですが、結婚数年は「嫌だな」と思っていた時期もありましたし、起きた出来事は根に持っています。(笑)
とはいえ義母(姑)だって我が子の結婚や孫の誕生ははじめてのこと。「舞い上がったり空回りしたりすることもあるよなあ」とようやく思えるようになりました。
ですが、自分が嫌な思いをしたことは、我が子や将来のお嫁さんにやらないようにしたいな。と思っています。
ちなみに筆者の理想の嫁姑の関係は「互いに適度な距離を保ちつつ、尊重しあえる関係性」です。
(性格上、本当の親子みたいに仲いいというのは絶対に無理だし嫌なので)
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