高まる移住人気!シニア移住のメリットとデメリット、支援制度とは?

地方移住ブームは年々高まっており、定年を迎えた方や現在お仕事している方など、あらゆる世代で移住が大人気です。私自身も以前働いていた職場で地方創生と移住を担当し、移住検討ツアーを企画していたことがきっかけで移住に興味を持つようになりました。

外出がままならない昨今、外出自粛や在宅勤務を経験したことで、自分の生き方や働き方を改めて考えたという方も多いようです。

移住は最近メディアでも多く取り上けられており、興味・関心を持ち始めた方は多いのではないでしょうか。最近は各自治体も移住に力を入れており、移住を検討する方に手厚い支援制度を設けている自治体もあります。

そのようなトレンドがある一方、「興味はあるけれど移住はハードルも高そう」とお感じの方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、移住を検討する際に考えた方が良いことをご紹介します。本格的に移住を検討している人も、少しだけ興味がある人も必見の内容です!

あらゆる世代で移住の人気が高まっています

最近、テレビや雑誌などで移住に関する特集を目にしたことはありませんか?

地方移住は以前から定年を迎えた方に人気でしたが、最近はリモートワークの発達により、現在お仕事をしている方や20代などの若年層や幅広い年齢層に人気が高まっているようです。

2020年に内閣府が調査したアンケートによると、地方移住に関心のある方は全体の15%にのぼりました。現在お仕事をされている方も、テレワークができる環境さえあれば、そもそも通勤する必要がありませんので今までよりも移住のハードルが下がっていると言えます。地方は住宅費の負担も軽く、また自治体によっては支援制度が年々充実してきています。

移住したい理由は人によって様々で、「老後を豊かに暮らすために野菜作りなどを楽しみながら暮らしたい」「農業・林業・漁業など、自然を相手にする仕事がしたい」「都会で身につけたスキルをもとに地方で起業したい」「平日は自宅でリモートワーク、休日は大自然で趣味を思い切り満喫し、ストレスフリー!」などなど、聞いてるだけで魅力的でワクワクする理由をお持ちの方が多いようです。

移住のメリット

幅広い世代にで人気が高まっている地方移住。ここでは地方に移住をすることの魅力やメリットをご紹介します。

自然の中で豊かな生活ができる

海や山がすぐそばにあり、自然豊かな環境で生活することで、新しいライフスタイルが広がります。美味しい空気や水があり、目の前には自然があふれている生活は想像しただけでワクワクします。

食べ物が安くて美味しい!

地方移住の大きな魅力の一つです。その土地ならではの鮮度の高い海の幸や山の幸、野菜を楽しむことができます。また、都市よりも食費もかからないところも大きな魅力です。

また、地元ならではのお料理やここでしか味わえない食材に出会えるのもメリットの一つとなります。

趣味中心の生活

アウトドアや園芸、スポーツやアートなど、地方暮らしだからこそ気軽に満喫できる趣味がたくさんあります。そんな趣味中心の生活ができる点も、移住の大きなメリットと言えます。

社会貢献

移住をする決断そのものが大きな社会貢献になります。また、移住先で仕事やボランティアを通じて地域に貢献することもできます。

社会貢献を通じて新たな出会いや繋がりを見つけることができるのも楽しいです。

デメリットにもなりうる!?移住する前にしっかりと考えた方が良いこと

ここまでは移住の魅力についてお伝えしました。こういった数々のメリットがある一方で、本格的に移住を検討する前に考えた方が良いこともあります。

人生の大きな決断となる移住をする前に、あらかじ知っておいた方が良いことや、移住の現実も併せて考えてみましょう。

生活スタイルが変わることを念頭に

都会暮らしから田舎暮らしへ。当然ライフスタイルも大きく変わっていきます。特に全く初めての土地で山奥や農村で暮らすとなると、人とのつながりも大幅に減ることで戸惑う方も多いかと思います。

また、都会暮らしに慣れた方は自然と共生して暮らす生活にはじめは不便を感じることもあるかと思います。このような生活を「大変そうだ」ととらえるか、「新しいライフスタイルはワクワクする!」と感じるかは人それぞれになります。

「いきなりの田舎暮らしはハードルが高そうだ…」と思う方は、地方都市に移住することを検討しても良いかもしれません。地方都市、特に県庁所在地クラスの都市であれば、東京と比べても便利さはさほど変わらず、快適な生活を送ることができます。

家族やパートナーとしっかりと話す

私の会社員時代の同僚である友人は、結婚後に退職し専業主婦になりました。ご主人のお仕事の都合で長年東京で暮らしていたのですが、ある日地方出身のご主人が突然会社を退職、Uターン移住することを一人で決めてしまいました。東京での生活を楽しみ、子供がもう少し大きくなったら東京で仕事を見つけることを目論んでいた友人が驚き非常に戸惑い、そしてかなりもめたのは言うまでもありません…。

人生の大きな転換点となる移住。新しい土地で新しい生活を一から築いていくためにはご家族やパートナーの理解と協力は欠かせません。仕事のこと、人間関係のこと、子供のこと。後々わだかまりを残さないため、ご家族やパートナーとしっかりと話し合いましょう。

また、今の生活のことだけを考えるのではなく、10年後、20年後の人生設計まで考え話し合うことが重要です。話し合うことで課題も見えてくるかもしれません。しかし、理想の暮らしを共有し話し合い、実現に向けて家族やパートナーと一丸となって共に努力できれば、移住が成功する確率が上がります。

移住候補先には何度か足を運んでみよう

今はインターネットで移住先について多くの情報を得ることができますが、移住候補先には必ず足を運んでから見極めましょう。自分の目で直接見て直接触れることで、その地域の本当の姿が見えてきます。特に寒暖の差が大きい地域は季節によって全く違う表情を見せてくれますので、可能な限り何度か、そしてできるだけ長期滞在しながらじっくり検討してみることをお勧めします。

また、医療機関が充実しているかも重要です。これから年を重ねるにつれて病院にお世話になる確率も増えていきます。移住を検討する際は、移住先の医療状況も具体的に調べておくことも大切です。

地方で仕事をしたい方はより慎重に

現地で就職を考えている方は、就職することを念頭において検討することが大切です。求人がなく、働きたくても働けないという地方もないとは言えませんので、自分のできる・希望する仕事はありそうか、しっかりと見極めることも重要です。

移住支援制度は心強い味方!

近年移住人気の高まりにより、移住支援制度が充実しています。

移住支援制度は2019年から6年の期限付きで行われている、地方への移住を国や自治体が主体となってサポートする制度です。まず、国は条件を満たせば「移住支援金」や「企業支援金」といった金銭面のサポートを実施しています。

それに加えて各自治体の中には独自の移住支援制度を行っている所があります。例えば就農支援金や移住先の家具補助、マイホームの建築補助、移住体験の宿泊支援などです。受けられる支援は自治体によって異なりますので、希望する移住先にこういった制度があるのか事前にしっかり調べてみることをおすすめします。

また、こういった移住支援制度に加えて、シニア層向けの移住支援に取り組む自治体も年々増えています。医療・福祉などの支援も含め、シニアだからこそ受けられるメリットが増えています。一般的な移住支援制度に加えてこういったシニア向けの制度を活用することで、経済的な負担も少なく移住が実現できるのです。

人気の移住先をご紹介!

様々な魅力を持つ移住先は多数ありますが、ここでは人気の移住先のほんの一部をご紹介します。

北海道東川町

私は前職で北海道地方の移住支援を担当していたのですが、その中で出会った東川町は移住に力をいれており、個人的にもおすすめしたい町です。

東川町は移住に力を入れており、ここ20年で人口をなんと2割も増やしました。旭川空港まで車で10分という点も大きな魅力のこの町は大雪山のふもとにあり、北海道内で唯一すべての町民が地下水で生活しています(もちろん無料です!)起業する方にも手厚い支援制度があります。

町長の松岡さんは新しいことも積極的に取り入れる方で、移住する方が住みやすい用に様々な魅力的な制度を整えています。

美しく生きる|東川町に住んでみませんか? (higashikawa-town.jp)

山形県遊佐町

遊佐町は住宅建設補助に力を入れています。定住するために住まいを新築したり建て替えた際、140万円の支援金を交付してくれます。

また、実は遊佐町には私の父が仕事で長年住んでいたのですが、山形県は美味しいお肉、魚、野菜、果物が安価で豊富なんです。空き家の有効活用を目的に空き家情報も積極的に発信しており、空き家をリフォームする場合の補助金制度も充実しています。

山形県移住 遊佐町IJUターンポータルサイト|遊佐町IJUターン促進協議会 (yuza-iju.com)

大分県豊後高田市

人気雑誌「田舎暮らしの本」2022年度版住みたい田舎ベストランキングでシニア部門1位を獲得しました。

ワンランク上の移住者応援プロジェクトを行っているこちら豊後高田市は、自然豊かで温暖で過ごしやすい人口約23,000人の小さな町ですが、転入者が転出者を上回っています。大分県は温泉は源泉数、湧出量ともに日本一!豊後高田市は空き家バンクの充実や就労、就農など、多種多様できめ細やかな支援が特徴です。

豊後高田市IJU(いじゅう)支援サイト (bungotakada-iju.jp)

移住検討中。何から始めたらよい?

ここまでご覧いただいて、移住に興味を持った方もいらっしゃるかと思います。

移住を検討するとき、何から始めればよいでしょうか。最後に内閣府の移住サイトをご紹介させていただきます。はじめて移住を検討する方にもわかりやすい内容ですので、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。

いいかも地方暮らし|はじめての移住応援サイト (chisou.go.jp)

いかがでしたか?定年後の憧れのライフスタイルとして考えている方、自然いっぱいの中でビジネスを考えている方は一度移住を検討されてみてはいかがでしょうか。

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