【乾燥肌編】老化をストップ!メカニズムと今すぐできる裏技をご紹介!


お肌の大敵と言われる「乾燥」と「紫外線」。お肌に悪いとは聞いているけれど、なぜ肌に悪いのか、そのメカニズムをご存じですか?メカニズムを知ると、おのずと何をすればよいのかが見えてくるものです。今回は乾燥編です。乾燥のメカニズムと、今お手持ちの基礎化粧品を使って濃密にうるおす裏ワザをご紹介します!
(秋冬の紫外線編はこちら!⇒【秋冬の紫外線編】老化をストップ!なぜ乾燥と紫外線はお肌に悪いの?メカニズムと今すぐできる裏技をご紹介! | KISSMYLIFE)
そもそも肌はどうして乾燥するの?

ちゃんとスキンケアをしているはずなのに、肌が突っ張り、かさついてメイクが綺麗に乗らないというお悩みはありませんか?あるいは、肌がいつも痒い、ヒリヒリするという方もいらっしゃると思います。大きな要因の一つが、そう、「乾燥」なのです。
肌の乾燥に大きくかかわっているのが、表皮(肌の一番外側にあり、外部からの異物の侵入を防ぐバリアの働きをする)の角層という部分です。角層では角層細胞や細胞間脂質が隙間なく並んでいることで「肌のバリア機能」が働き、肌の内部から水分が蒸発することを防いでくれています。しかし乾燥することにより、「肌のバリア機能」が低下してしまいます。その結果、肌の内部から水分が逃げやすい状態になってしまいます。
大人の肌は乾燥しやすいって本当?

加齢と共に女性ホルモンが減少することはご存じの方も多いと思います。女性ホルモンのひとつ、「エストロゲン」は別名「美肌ホルモン」と呼ばれていますが、残念なことに40歳を過ぎたことから徐々に分泌量が減ってきます。大人の肌の乾燥は、このエストロゲンの減少も大きく影響します。
また、お肌の皮脂量も加齢と共に変化してきます。私たちの肌から分泌される皮脂は、肌の水分量を維持するための天然保湿クリームになっていますが、残念ながらこの皮脂分泌量も20代をピークに減少してきます。
肌の真皮層に目を向けてみましょう。真皮は表皮の内側にあり、肌組織の大部分を占めている肌の本体です。真皮の大部分を占めている繊維状のタンパク質、コラーゲンとエラスチンは肌の水分量を保って弾力を維持するのに役立っていますが、こちらも加齢によって減少していきます。
これらのことから、大人の肌が乾燥しやすい原因がお分かりいただけたかと思います。
女性ホルモンの減少や肌の変化といったもの以外にも、特筆しておくべき変化があります。それがターンオーバー周期の長期化です。みなさんは「ターンオーバー」という言葉を聞いたことはありますか?ターンオーバーとは、肌細胞の生まれ変わりを意味する言葉です。肌の奥底で生まれた新しい肌細胞が、下から上へと押し上げられ、角質層となった後は‶垢”となって剥がれ落ちる肌の再生機能のことです。20代のターンオーバーのサイクルは28日周期で行われると言われますが、この周期は加齢と共に長期化します。つまり、加齢と共に、肌の生まれ変わりが遅くなるのです。ターンオーバーサイクルが長期化することで古い角質が硬くなったまま肌に積み重なり、乾燥・シミ・シワの原因となってしまいます。
「年々乾燥しやすくなるのは自分だけ?」と思っている方、ご安心ください。加齢に伴う身体の変化で乾燥肌に陥りやすいのは当然のことなのです。
要注意!生活習慣で乾燥することがあるって本当?

加齢以外にも乾燥の要因があります。生活習慣に目を向けてみましょう。
- 寝る時間が不規則だったり、夜更かしが続いた場合、就寝中に分泌される成長ホルモンがきちんと分泌されなくなり、皮膚のターンオーバーが停滞し乾燥を招きます。
- 毎日の食事からとる栄養は肌細胞の材料になると共に、肌のターンオーバーを活性化させる血液の循環や代謝機能に活用されていますので、ダイエットや偏食で様々な栄養が不足すると、健やかな肌を保てなくなります。
- スキンケアのやり方も注意が必要です。クレンジングや洗顔の度に肌をゴシゴシこすったり、熱いお湯で洗ったりしていませんか?そのような物理的な刺激も、肌のバリア機能を低下させ、肌を乾燥させてしまうので注意が必要です。洗顔はゴシゴシせずに優しく、洗顔料を泡立てて泡を転がすように洗いましょう。また、38度以下のぬるま湯を使うようにしましょう。入浴後のスキンケアはできるだけ早く行うのも効果的です。(後程ご説明します。)
- 古い化粧品を使い続けることも良くありません。一般的な化粧品廃棄の目安ですが、未開封の場合は購入後2年、開封後は6か月となります。古い化粧品は本来の保湿効果を発揮できないことがありますので、お手元の化粧品を見直してみてください。
裏技をご紹介します!今ある基礎化粧品を使って、肌を濃密に潤しましょう。

乾燥対策には、基礎化粧品を見直し、保湿効果の高いクリームなどに変えることももちろん有効ですが、ここでは今お手元にある基礎化粧品を有効活用しながら乾燥対策をするテクニックをご紹介します!
1.洗顔→オイル→タオルオフ→スキンケア
洗顔後に、まずは顔をタオルで吹き、その後にスキンケアを始める方が多いと思いますが、ここでは洗顔とタオルオフの間にオイルを使ってプレ・スキンケアをする方法をご紹介します。先ほど、入浴後のスキンケアはなるべく早くするのがおススメとお伝えしました。その時間を極限まで縮めたのがこの方法です。オイルは美容オイルでもいいですし、お手持ちのワセリンやベビーオイルでもOKです。洗顔後に間髪入れずに油分で保湿することで潤いの蒸発を防ぎ、乾燥しにくい肌をキープできます。その後タオルで顔を拭いてからいつものスキンケアを行ってください。
2.スキンケアの順番も変えてみる
化粧品メーカーによっても異なりますが、一般的なスキンケアの順序は、①化粧水②美容液③乳液④クリームと言われています。皆さんの中でもこの順番で行っている方も多いのではないかと思います。もちろん基本的にこの順番でOKですが、肌の乾燥がひどくて、この順序で潤いが実感できない場合は、①乳液②化粧水③美容液④クリームの順で試してみるのも良いかもしれません。肌の乾燥がひどいと、肌表面の角質層がカラカラに乾いてしまい、化粧水さえはじいてしまうことがあります。そういう時に、油分を含み肌の角質層とより近い組成の「乳液」を先に塗ると、その後に使うスキンケアの浸透が良くなることがあります。
3.スキンケアは下から上へ
基礎化粧品を塗る方向を工夫することで潤いを実感することがあります。加齢と共に毛穴の開きを気にする方も多いと思いますが、この毛穴は下向きに開いています。そこで「下から上へ」を意識して、下向きに開いた毛穴の中へ潤いを届けるように化粧品を浸透させてみてください。全く同じ化粧品のはずなのに、塗る向きを変えるだけで水分に満ちた肌になります。
4.使用量はメーカーの推奨通りに
もったいないので基礎化粧品を少なめに使おうという方もいらっしゃると思いますが、基礎化粧品は是非各メーカーの推奨量通りに使ってみてください。また、推奨量通りに使っているつもりでも、気が付けば本来の量より少なくなっていることもありますので、定期的に使用量を見直してみるのも良いかもしれません。推奨量を使っても乾燥が気になる場合は、1.5~2倍に増やしてみましょう。
5.化粧水を使ってパック

少し余裕のある日は、化粧水とコットンを使ってパックをするのもおススメです。スキンケアの際に化粧水をパッティングしたコットンを捨てずに使いましょう。必要に応じて化粧水を足し、コットンを何枚かに裂いて肌の上にしばらくのせておきます。こうすることで肌のしっとり感が大幅に向上します。パックは10~15分を目安に行いましょう。それ以上行うと、コットンが乾いてしまい、肌から潤いが蒸発してしまいます。もったいないと思っても、水分がコットンに残っているうちにお肌から取るようにしましょう。
6.特に乾燥が気になる季節はスキンケアの回数を増やす
真冬など乾燥が気になる季節はスキンケアの回数を増やしてみてください。一般的にはスキンケアを朝と夜の2回行う方が多いと思いますが、3~5回に増やしてもOKです。お手持ちの化粧水を小さなミスト容器に詰め替えて持ち歩けば外出先でもスキンケアできます。アイクリームを日中も使うのも効果的です。乾燥が気になるときに目元にポンポンなじませてみてください。
いかがでしたか?
年齢を重ね、円熟した美しさが表れてくる大人世代。そんな大人の肌に潤いが感じられると、若々しく見え、なおかつ気品がUPします!肌もからだも心も、しっとり潤っていたいですね。
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